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コーチングやクリフトンストレングスについて徒然なるままに

【読書記録】多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。

今日読んだ本。
「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」

 4コマ漫画つきで、ゆるくサクサク読める本。
それでいながら、どこか自己基盤(ファウンデーション)にも通じるところがあって奥が深い。特に、人間関係など「人」に対するとらわれがある人に読んでほしいと思った。

 

表紙の漫画は・・・

相手の何気ない言葉に傷つき、自分が悪いのかな?何が気に障ったのかな?と悩んでいる、理不尽な目にあって辛いとき、友だちから「気にし過ぎだって!多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」と言われたことで、モヤモヤぐるぐるから開放された・・・このときの「パフェ」が作品のタイトルになっている。
(人間関係のモヤモヤ19から)

 

自己基盤だなあ・・・と強く感じた所は、

職場の同僚や上司・・人間関係に振り回されて疲れている。相手の発言が気になり、消耗している。
職場で力を持っている人、声が大きい人って職場にいると絶対逆らえないように思えるけど、外に出たらどうだろう。一歩外に出て他の人の目を通して見たらただの人。(職場のモヤモヤ45)

例えば、職場で威圧感を感じる上司がスーパーのレジに並んでいたとして、レジのお姉さんから見たら自分がうるさいと思ってる上司もただの1人のお客さんに過ぎない。
職場という場所で上司というフィルターを掛けて見るから、その人の言うことは絶対服従にも聞こえるし、その人からあたりのキツイ言い方をされると恐れ傷つく。
しんどいときは、その人を自分の手の届かないところへおいて「ただの人として他の人から扱われる絵」をイメージできたら、捉え方は変わるかも??

 

自己基盤の講座で「とらわれ」ということについて考えたけど、人にはその人の育ちや立場や役割に応じた思考の枠組みがそれぞれある。
上司に萎縮する時には、「上司に嫌われてはいけない」「目上の人には逆らってはいけない」という思考の枠組みに自分がどっぷりハマっている可能性があるし、
部下と最近うまく行っていないと悩むときには、「上司たるもの部下を理解し、円満にコミュニケーションできなければならない」という思考の枠組みにハマっているかもしれない。
そんなときに、部下の立場から上司である自分はどう見えているのだろうかと想像する、
怖く感じる上司は人と話すときはなぜ声が大きくて威圧的なのかを思考の枠組み想像してみると、今まで気が付かなかったことが気がつくかもしれない。

たとえば、上司が「大事なことは大きな声で強く言わないと相手に伝わらない」「人からナメられるのは恥である」という考えに囚われているかもしれないことを想像できたら、圧の強さは「○○さんだからそんなもの」と少し軽く考えることはできないだろうか。

また、部下との関係をうまく築けないと感じているとき、自分自身が「部下を理解し導かなくてはならない」と考えた結果、過度に部下の行動に干渉していたりしていないだろうか。自分の持つ思考の枠組みとそこから起こる行動を知ることができれば、今後の接し方のヒントもみつかるかもしれない。

 

私自身は、部下・同僚との関係でモヤモヤがあったこともあったが、最近の自己基盤の講座やこの本を読んで、もう少し部下・同僚から心の距離をおいてみようと思った。

部下・同僚が困っていたり相談を持ちかけられたときには、気づきを促したり遅滞なく手を差し伸べ、普段は「部下・同僚は自分自身で仕事をすすめる力があり、私は彼らを信じていれば大丈夫」と見守る。
部下・同僚のすべてを理解し、共感する必要はないんだと考えると、自分自身の問題と彼らの問題を切り分けることができ、より楽になったように思う。

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