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コーチングやクリフトンストレングスについて徒然なるままに

「承認」ってなんだろう〜「すごい!」という言葉の受け取り方

10月からコーチング・プラットフォームでお世話になり、ファンデーションをベースにしたコーチングを学んでいます。

coachingplatform.main.jp

月一回、一年間の学びの途中、一昨日は2回目の講義。

質問」と「承認」がテーマでした。

「承認」について説明を受けたあと、少人数のグループに分かれてのブレイクアウトルームで、私達のいたグループは、話の流れで「すごい」という言葉に対して、各々の体験談や思いを語ることになりました。

「すごい!!」感嘆詞を付けて私自身もよく使うこの言葉、額面どおりに受け取れないそんな状況があるのでしょうか?

 

他の方からのシェアを聞いて気づかされたこと

初めに他の方から「すごい」と言われて嬉しいときと嬉しくない時があると話がありました。ここではその方の職業を「税理士」と書いていますが、仮です。

「すごい」と言われて、嬉しいとき

・自分が創意工夫を凝らし、他の人に負けない成果を上げたとき、顧客から「すごいよ!さすが○○さんだよ!」と言われたときや、他の人に「私がお世話になっているすごく良い税理士さん紹介するよ」と言ってもらったとき

「すごい」と言われてもたいして響かなかったとき

・「税理士」と名乗ったとき、よく知らない人から「すごーい」と言われた
・いかにも上辺だけとミエミエのとき
・特に工夫や努力をしたわけでもない仕事を「すごい」で括られたとき

 

私自身のことを思い返してみた

この話を聞いて、私自身の心のなかに「すごい」に関する思いが溢れかえってきました。

思い出したのは、3年くらい前の話。

当時、組織としてはある期間内で絶対しなければいけない業務がありました。
この煩雑な割に内容は誰でもできる、ただ面倒でやり遂げたとしても周りからの評価は高くならないであろう仕事を誰に割り振るかで揉めていました。

私自身も、出来ることなら一人でそれをやりたくありませんでした。

しかし、その仕事が2つの係の内容を含む仕事で、課内に2つの係の仕事を満遍なくそこそこ触れたことがある便利な人が自分しかいなくて、仕方なく、今回だけならと引き受けました。

案の定、傍から見ると簡単には見えたけど、ややこしく入り組んでいて時間もかかり、投げ出したいような仕事を時には他の人の助けも借りながら、半年ちょっとかけてどうにか終えることができました。
ほんまにしんどい思いを味わって終わったときに、思いがけずいろいろな人から「すごい」と言われました。(どうも最後までやり遂げるとは思われてなかった様子)


すごいと言われて響かなかった場面や背景

・困っているときに見ているだけで助けてくれなかった人からの「すごい」
・面倒な事があれば、また私に何かを押し付け、駒扱いするであろう人からの「すごい」
・「すごい」と言っておだてて、自分の負担を今後押し付けようとしている人からの賛辞
・なんとなく、表面的な感じのする「すごい」

すごいと言われて嬉しかった状況や人

・自分も忙しいのにいつも見守り、困ったときに支えてくれた人からの「すごいね、よくやり遂げたね」の言葉

・私自身の状況や感情に寄り添った上で、「すごいね」と言ってくれた!と感じた

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「すごい」という言葉を投げかけるときに

同じ「すごい」という言葉でも、相手との関係や状況によって、賞賛や承認として受け取られるか・受け取られないか、同じ言葉なのに受け取り方が違う事を今回のワークをとおして学びました。

上記の例えからわかることは、

・その人の努力に敬意を表しての言葉であるか
・その人の状況に寄り添っての言葉であるか

「すごい」が良い時、響かない時、それぞれ理由があります。その人に寄り添って声をかけているかどうかで受け取り方が変わってくるのかなと思いました。

今後にどう活かすか

とはいえ、私自身すべての場面で承認の言葉を使えるか自信はありません。
ただ、今回の講義を聞いて思ったのは、感嘆詞として「すごい」という癖はなかなか抜けなくても、すごい以外に「こんな理由で私はあなたを認めている」など理由を添えることも出来ます。

相手との関係性を考えて使う言葉や使う場面を選ぶこと、相手の状況や心情に寄り添った上で承認の言葉を使えるようになりたいと思いました。

また、承認し合える・承認を承認として受け取ってもらえる信頼関係を築くことも大切だと痛感しました。

 

月1回(8時間)の講義ですが、月1回で足りない!次回が本当楽しみです!!