ブロガーちきりんさんの著書。
副題「人生は2回生きられる」に心惹かれて、買った。
これ面白くてkindle版で一気に読みました。で、もう一冊ちきりんさんの「マーケット感覚を身につけよう」を買って今読んでる。
働くことが何事か分からない学生のうちに、狭い世界の中であれこれ自己分析して就職活動をして、さてその働き方で60まで、いや70まで働けるか?
伸びた寿命や社会の変化に合わせて、働くことへの価値観、働き方も劇的に変わり始めている。
そういわれると、過去においては正解だった選択肢も現在、未来永遠に正解であり続けるのか分からない。
私が就職活動した時、リクナビが出来て2年目か3年目だったと思う。スマホもなく、携帯がどうにか普及し始めた頃だ。
この本で社会情勢の解説を読んで、まだまだ自分は世間知らずだということを思い知った。
現状に疑問を抱き、将来もきっと同じように働けないと戦慄を抱くような環境を抜けて働き方を変えたいけれど、何もできないという所に囚われていた(いる)
難関資格を持っているわけでもなく、これといった確固たるキャリアがあるわけでもない年齢だけ重ねた人が、ドアの前で困り顔で佇んでいる。
本書を読んで直ちに何が出来るやん!という答えが出たわけじゃないけど、今後の考え方のヒントがあったように思う。
特に心に残ったところ・・
「幸せなんて所詮、自己満足です。自分が楽しければ世間の目は気にならないし、世間体が悪くとも、傍目にはイケていなくても、もちろんお金が得られなくても、全く問題がないというくらい好きなことがあるからこそ、人生が変えられる」
自分の行く道に自信が持てない時、この言葉は響くと思う。
未来の働き方を考えよう 人生はニ回、生きられる (文春文庫) [ ちきりん ]